ETFの投資対象資産

債券

債券とは、平たく言えば、借金を証券化したものです。 厳密には、政府、地方公共団体、および企業が資金調達のために発行する有価証券のことです。 債券発行者には、債券の額面に記載されている元本と金利の支払が義務付けられています。 このため、余程のことがない限り元本と金利の支払いが保証されており、比較的安全な投資対象資産です。

債券の発行元は格付け機関が一定の基準で格付けしていて、これが信用力の目安となります。 格付けは以下の様にアルファベットで記述されます。

Moody’s S&P 安全性評価
Aaa AAA 信用力が最も高く、信用リスクが最小限 フランス、ドイツ、スイス、英国、オーストラリア
Aa AA 信用力が高く、信用リスクが極めて低い 日本、米国
A A 中級の上位で、信用リスクが低い イタリア、アイルランド、チリ、韓国
Baa BBB 信用リスクが中程度。一定の投機的な要素を含む。 ロシア、スペイン、メキシコ、ブラジル、インド
↑投資適格債
↓投機的格付債
Ba BB 投機的要素をもち、相当の信用リスクがある。 トルコ、ヨルダン、フィリピン、ベトナム
B B 投機的であり、信用リスクが高い。 ベネズエラ、アルゼンチン、エジブト、パキスタン
Caa CCC 安全性が低く、信用リスクが極めて高い
Ca CC 非常に投機的であり、デフォルト(債務不履行)に陥っているか、あるいはそれに近い状態。 ギリシャ
C C 最も格付が低く、デフォルトに陥っている。

投資適格債

発行元の支払い能力が比較的高く、投資に適した債券のことです。 デフォルト(債務不履行)となるリスクが低く、利回りも低いのが特徴です。

投機的格付債

投資適格債に比べてデフォルトになる可能性が高い債券のことです。 信用力が低い代わりに利回りが高いため、ハイイールド(high-yield、高利回り)債券とも呼ばれます。ETFを含む投資信託には、投資対象をハイイールド債券に絞ったものもあり、高配当を得られることで人気です。 ただし、相応にリスクが高くなるので、注意も必要です。

株式

株式とは、株式会社が資金調達のために発行する有価証券のことです。 株式を所有している出資者を株主と言い、会社の経営に関わる権利や、会社の利益を配当として受け取る権利を持ちます。 債券との大きな違いは、出資者に対して出資金の返済義務を負わないことです。 したがって、株式は債券よりも投資リスクが高くなります。

転換社債(CB)

転換社債は、正式名称を転換社債型新株予約権付社債と言います。 会社が発行する債券(社債)の一種で、一定期間保有した後に、あらかじめ決められた転換価額で株式に交換できます。 投資者は、発行した会社の株価が値上がりすれば、株式に転換して売却することで、大きな利益を得ることができます。 逆に、株価が値下がりした場合は、株式に転換せずに保有し、償還時に債券と同様に元本と金利を受け取ることができます。

REIT

REIT(Real Estate Investment Trust、リート)とは、不動産投資信託のことです。 REITそのものが投資信託の一種にあたり、投資家から集めた資金を不動産に投資し、賃料収入や売却益を投資家に分配します。 REITは上場しているため、ETFと性質が似ています(証券取引所で売買される)。

日本国内のREITは、海外のREITと区別するため、「J-REIT」と呼ばれます。

コモディティ

コモディティとは、日本語で「商品」のことを指します。 具体的には、金やプラチナなどの貴金属、石油、石炭および天然ガスなどのエネルギー資源、小麦、大豆およびとうもろこしなどの食糧、銅やアルミなどの非鉄金属が該当します。 株式や債券とは異なり、実物の商品があることから、インフレに強い資産として認知され、投資対象資産に組み込まれています。

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