あなたのお気に入りはどれ?インデックスファンドシリーズ

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はじめに

アセットマネジメント各社からインデックスファンドシリーズが相次いで登場し、今さら言うまでもなく、インデックスファンド業界はコスト競争が激しくなっています。どのインデックスファンドが最安コストで運用できるか比較してもいいのですが、もう既に多くの人が似たような記事を書いているので、今さらそんなことをやっても面白くありません。

そこで、各インデックスファンドシリーズの個性というか特徴みたいなものをまとめてみました。あくまでも筆者の主観で書いており、脚色もされているので、肩の力を抜いて読み物のつもりで楽しんでいただけると幸いです。

ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ

ニッセイアセットマネジメントの運用するインデックスファンドシリーズ。同社は、インデックスファンドを2013年からシリーズ化しているが、それよりもはるか以前の2004年から「ニッセイ日経225インデックスファンド」を低コストインデックスファンドとして運用しており、今でも人気が高い。

運用するインデックスファンドの総数はわずか9本で、至ってシンプルな構成となっている。ラインナップがごちゃごちゃしていないので、かえってわかりやすく、他社との差別化を図る上での強みとなっている。

運用コスト面では、後発組のインデックスファンドシリーズに遅れを取るが、2016年11月に信託報酬を引き下げることが発表されている。ライバルたちを追随し、コスト競争で真っ向から勝負する気満々の運用姿勢は大いに評価したい。

ちなみに、シリーズ中最多の純資産を抱える「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」を過去に2回受賞しており、運用コストにうるさい投信ブロガーたちの評価が非常に高い。

SMTインデックスシリーズ

三井住友トラストアセットマネジメントの運用するインデックスファンドシリーズ。旧名称は「STAMインデックスシリーズ」で、住信アセットマネジメントが運用していた。

シリーズに属するインデックスファンドが19本とかなり多いのが特徴的で、インデックスファンドとしては珍しく新興国REITやアジア新興国株式を取り扱っている。また、「配当貴族指数」に連動するインデックスファンドも用意されており、最近流行のスマートベータインデックスもきっちり押さえている。

ただし、どちらかと言うと先発組のインデックスファンドシリーズのため、信託報酬は目立って安くはない。特に、ライバルの少ない資産クラスでは、信託報酬が高止まりしているので、購入する時は注意したい。

インデックスeシリーズ

三井住友トラストアセットマネジメントの運用するインデックスファンドシリーズ。同じことを2回書いているような気がするが、間違いではない。こちらは旧中央三井アセットマネジメント(CMAM)の運用していたインデックスファンドシリーズで、かつではSTAMインデックスシリーズのライバルの1つだった。

ところが、STAMインデックスシリーズを運用する住信アセットマネジメントと中央三井アセットマネジメントが合併し、三井住友トラストアセットマネジメントが誕生したことにより、同じ運用会社で2つのインデックスファンドシリーズが競合することになってしまった。

そこで、三井住友トラストアセットマネジメントは、STAMインデックスシリーズをSMTインデックスシリーズに名称変更し、こちらを主力に据えた。結果として、インデックスeシリーズはすっかり存在感が薄くなってしまい、今ではSMTインデックスシリーズの陰に隠れてひっそりと運用が続いている。

将来性があまりないので、あえてこのシリーズを選ぶのは避けたほうが良いだろう。

三井住友DCシリーズ

三井住友アセットマネジメントの運用するインデックスファンドシリーズ。同じことを3回書いているような気がするが、運用会社の名称が微妙に異なるので、同じではない。

「DC」と名の付いていることからわかる通り、もともとは確定拠出年金向けの投資信託で、信託報酬が非常に低い。それがなぜか一般向けにも販売されるようになり、今ではすっかりインデックスファンドのブランドの1つとなっている。

ファンドのラインナップが少し特殊で、他シリーズで主力となっている先進国株式の資産クラスに該当するインデックスファンドが用意されていない。その代わり、新興国株を含めた「全世界株」のインデックスファンドを取り扱っている。投資スタイルによっては、先進国株よりも全世界株の方が便利かもしれない。

iFreeシリーズ

大和証券投資信託の運用するインデックスファンドシリーズ。同社の投資信託といえば、過剰な毎月分配と高コストが売り(?)だったが、ここにきて改心したのか異例とも言える低コストなインデックスファンドシリーズを2016年に投入している。

インデックスファンドシリーズとしては最後発で、他社のインデックスファンドシリーズをよく研究し、それらを下回る信託報酬を設定している。このため、ほとんどの資産クラスで業界最安となる信託報酬を実現している。

主要な資産クラスのインデックスファンドに加えて、NYダウに連動するインデックスファンドも提供している。ただ、それ以外に目立ったラインナップの特徴はない。ちなみに、NYダウのインデックスファンドは、iFreeシリーズの中でなぜか純資産総額トップとなっている。

たわらノーロードシリーズ

アセットマネジメントOne(旧DIAMアセットマネジメント)の運用するインデックスファンドシリーズ。インデックスファンドシリーズとしては比較的新しく、最も古いファンド(たわらノーロード 日経225)でも設定日が2015年12月7日と日が浅い。

最大の特徴は、名だたるライバルと差をつけるために設定された業界最安クラスの信託報酬!・・・だったのだが、後発で発売されたiFreeシリーズにおいしいところの大半も持って行かれてしまい、ちょっと悲しい立場に置かれている。

それでも、為替ヘッジ付きのインデックスファンドについては、他のインデックスファンドがまだまだ追いついていない。よって、為替ヘッジ付きのインデックスファンドが欲しい場合は、最有力候補になり得るだろう。

たわらノーロードシリーズでは、「たわらノーロードplus」を合わせて12本の投資信託を運用している。たわらノーロードplusでは、いわゆるスマートベータインデックスに連動するインデックスファンドを取り扱っている。

Funds-iシリーズ

野村ホールディングス傘下で国内2位の資産運用残高を抱える野村アセットマネジメントの運用するインデックスファンドシリーズ。

発売当初はそこそこ低い信託報酬だったが、たわらノーロードシリーズやiFreeシリーズの登場により、すっかり陰が薄くなってしまっている。そんな状況にテコ入れをするためか、2016年7月から「Funds-i フォーカスシリーズ」を投入している。しかし、Funds-iシリーズ本体の方の信託報酬を引き下げない限り、強力なライバルとの戦いが不利なのは間違いない。

ラインナップに目立った特徴はなく、正に王道と言える資産クラスのインデックスファンドを取り揃えている。ただし、くどいようだが、信託報酬は目立って低くもないので、他のインデックスファンドシリーズと比べると見劣りする。

eMAXISシリーズ

MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)傘下の三菱UFJ国際投信の運用するインデックスファンドシリーズ。

インデックスファンドシリーズとしては、国内最多の31本を擁する。そのうちの9本は、資産構成比率を変えたバランス型のインデックスファンドなので、バランス型でラインナップを水増ししているように思うかもしれない。ところが、バランス型ファンドを取り除いてもまだ22本あるため、やっぱり国内最多本数を誇る。

なお、先発のインデックスファンドシリーズなので、信託報酬の方はお察しください。後発組には敵いません・・・。

i-mizuhoインデックスシリーズ

「みずほ」の名前を冠しているが、BlackRockが運用するインデックスファンドシリーズ。BlackRockと言えば、米国最大のETFプロバイダーであり、インデックスファンドの運用には定評がある。

ラインナップは21本とかなり多め。しかも、「オーストラリア」、「東南アジア」、「中国」、「ハイイールド債」、「金」、「コモディティ」など、他社のインデックスファンドにはあまりないものも取り扱っている。(実用性があるかどうかは微妙だが・・・)

ちなみに、発売当初はみずほフィナンシャルグループが独占販売していたため、その名残で「i-mizuho」の名前がついている。ただ、それがかえって仇となって資産を伸ばすことができず、当初のラインナップにあった新興国債券のインデックスファンドが繰上償還となり消滅した。現在は、主要なネット証券会社で取り扱っており、ノーロードで購入可能。

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