純金積立始めました

2017年になり、なにか新しいことを始めようということで、以前から気になっていた純金積立というものを始めてみました。金はリスク資産の1つですが、ポートフォリオの一部に加えることで、保有資産に彩りを添えてくれます。

金への投資のメリットや純金積立については、他のWebサイトにわかりやすい解説が多くあるので、詳しくはググってください(笑)

さて、当Webサイトは、一応「初心者のためのETF投資入門」を標榜しているので、金に投資するならETFを紹介するのが筋です。しかし、純金積立と比較すると、どうもETFでは不利なことも多く、一概にETFが良いとは言えません。というわけで、金に投資するETFについて軽く紹介し、純金積立と金ETFを比較してみたいと思います。

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金ETFについて

そもそも、金に投資するETFは2種類あります。

  1. 現物保管型
  2. リンク債型

現物保管型は、文字通り、裏付けとなる純金を安全な場所に保管しているタイプです。資産の裏付けがしっかりしているので、金の価格変動以外に目立ったリスクはありません。このタイプは、純金積立の特定保管に近いと言えます。

一方、リンク債型は、裏付けとなる純金資産を持たないタイプです。リンク債型金ETFの直接の投資先は、金価格に連動する債券です。したがって、金の価格変動リスク以外に、債券発行体のリスクも背負うことになります。このタイプは、純金積立の消費寄託に近いと言えます。

現在、東証に上場している金ETFをタイプ別に分けると、次のようになります。

銘柄コード 銘柄名 タイプ 信託報酬
1326 SPDRゴールドシェア 現物保管型 0.40%
1328 金価格連動型上場投資信託 リンク債型 0.50%
1540 純金上場信託(現物国内保管型) 現物保管型 0.49%
1672 ETFS 金上場投資信託 現物保管型 0.39%
1683 国内金先物価格連動型上場投信 リンク債型 0.45%

純金積立 vs 金ETF

純金積立の場合、消費寄託と特定保管ではそれぞれにメリットとデメリットがあるため、どちらを選ぶかは判断が分かれるところです。

一方、金ETFの場合、リンク債型ETFはデメリットが1つ増えるだけで、大したメリットがありません。ETFで純金投資をするなら、現物保管型の方がおすすめです。

では、実際に現物保管型の金ETFと純金積立を比較してみましょう。

純金積立
(消費寄託)
純金積立
(特定保管)
金ETF
(現物保管)
純金の所有者 積立会社 顧客 顧客(受益者)
購入時手数料 必要 必要 必要
年間手数料 ほぼ無料 必要 必要
信用リスク あり なし なし
売却 可能 可能 可能
現物引出 会社によっては可能 会社によっては可能 ETFによっては可能
定額積立 可能 可能 不可能

上の表からわかるとおり、金ETF(現物保管)の特徴は、特定保管の純金積立にほぼ準ずることがわかります。しかし、金ETFの場合は、定額積立ができません。金ETFは、あくまでもETFなので、口数買付になってしまい、定額積立は無理です。これが、金ETFの最大の泣き所とも言えるでしょう。

というわけで、残念ながら、金ETFにはあまりメリットがありません。厳密に言えば、東証で簡単に売買できるなどのメリットもありますが、積立を目的とした場合は純金積立の方が有利です。後は、好みに応じて、消費寄託か特定保管を選ぶと良いでしょう。

筆者の場合は、消費寄託を選びました。積立会社の信用リスクの問題がありますが、そもそも信用リスクの高い積立会社を選ばなければよいだけの話なので、信用リスクがあまりデメリットになるとは感じませんでした。むしろ、年間手数料が無料になるというメリットが大きく、これが選択の決め手になりました。

(ちなみに、金ETFの場合は、どのETFを選択したとしても0.4~0.5%程度の信託報酬がかかるので、現状では年間手数料を無料にはできません。)

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