日米高配当株ETF比較

2017年1月から、東証に「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」が上場したことにより、高配当の日本株を扱う国内ETFは5銘柄に増えました。自分で高配当株を選別するのはめんどくさいので、ズボラな私のような投資家には非常にありがたいものです(笑)。

米国ETFについても、以前から高配当株ETFは充実しており、どれに投資するか迷うくらい選択肢があります。そこで、日米の高配当株ETFについて、まとめてみることにしました。

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日本

上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(1399)

金融関連銘柄とREITを除いた高配当かつ低ボラティリティの銘柄で構成されたETF。信託報酬は0.35%。分配金利回りは約2%。

低ボラティリティを意識しているためか、あえて金融関連銘柄が外されているのが特徴的。ただし、国内では金融関連銘柄に高配当株が多いのもまた事実。このため、他のETFに比べると配当金による収益は少ないと思われる。その差は、分配金の利回りにも表れている。

上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)(1698)

予想配当利回りの高い株式90銘柄とREIT10銘柄を合わせた100銘柄で構成されるETF。信託報酬は0.28%。分配金利回りは約2.4%。

純粋な日本株ETFではなく、REITを含んでいることに注意。配当利回りだけでなく時価総額も勘案されているため、組入上位銘柄には、日本たばこ産業、キヤノン、トヨタ自動車といった超有名企業が名を連ねる。

iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)

配当利回りと財務体質を勘案して選別された銘柄で構成されたETF。信託報酬は0.19%。分配金利回りは約2.3%。

構成銘柄はわずか32銘柄で、アクティブファンド並みに絞り込まれているのが特徴的。また、単純に高配当なだけの銘柄は除外されている。このため、他の高配当株ETFで採用例の多い銘柄が本ETFには入っていない、ということもある。

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 《愛称》日経高配当株50ETF(1489)

日経225採用銘柄のうち、予想配当利回りの高い50銘柄で構成されたETF。信託報酬は0.28%。分配金はまだ実績なし。

組入上位銘柄には、高配当株とよく言われる銘柄がずらりと並ぶ。代表的なところでは、りそな、みずほFG、三井住友FGといった銀行系と住友商事、三井物産、伊藤忠商事といった卸売系が上位を占める。それを反映して、業種別では、銀行業と卸売業の占める割合が多い。

NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 《愛称》日本株高配当70ETF(1577)

予想配当利回りの高い70銘柄に集中投資するETF。過去3年間に経常利益がマイナスになった銘柄や予想配当が0になった銘柄は除外される。信託報酬は0.32%。分配金利回りは約2.5%。

組入銘柄は、銀行業が少し多め。それ以外の業種はとりわけ多くもないので、銀行業以外の業種はほどほどに分散している。日本株の高配当株ETFとしては、唯一1000億円近い純資産を抱える大規模ETFに成長している。

米国

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)

財務健全性が高く、持続的に高い配当を行っている米国株75銘柄に投資するETF。経費率はわずか0.08%。分配金利回りは約3.4%。

「iシェアーズ 米国高配当株ETF(モーニングスター配当フォーカス)(1589)」として東証にも上場している。したがって、わざわざ外国株として売買する必要がなく、投資のハードルが低い。組入銘柄を業種別で見ると、生活必需品セクターの銘柄が最も多く、構成銘柄の約4分の1を占める。

iシェアーズ 好配当株式 ETF(DVY)

配当利回りの高い米国株約100銘柄に投資するETF。経費率は0.39%。分配金利回りは約3.1%。

日本語名称は前述の「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)」とよく似ているが、全く別物のETF。公益事業セクターの銘柄が最も多く、構成銘柄の約3割を占める。経費率は若干高めだが、純資産総額はHDVよりも1桁大きい。

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

REITを除く高配当の米国株約400銘柄に投資するETF。経費率はわずか0.08%。分配金利回りは約3.1%。

先述のHDVと双璧を成すETF。組入銘柄数が400超えており、HDVと比べるとかなり多い。組入上位銘柄は、両者ともよく似た顔ぶれが並んでいるが、業種別では傾向が異なる。VYMでは、金融セクターやテクノロジーセクターの銘柄が多く組み入れられており、景気に対する敏感度が強い。

ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(DHS)

流動性の高い高配当の米国株約430銘柄に投資するETF。経費率は0.38%。分配金利回りは約3.3%。

配当利回りの高さによって構成銘柄の重み付けがされているため、高配当銘柄ほど多く組み入れらているのが本ETFの特徴。このETFに限ったことではないが、ウィズダムツリーのETFは全般的に経費率が高めに設定されていて、ライバルのiシェアーズやバンガードと比較するとどうしても見劣りしてしまう。

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