eMAXIS Slimでも歯が立たない!まだまだ強い新興国株式ETF

先進国株式に投資するタイプのETFが投資信託の脅威にさらされるようになって久しくなりました。たわらノーロードシリーズやeMAXIS Slimシリーズなど、コスト競争激化の流れは我々投資家にとっては嬉しい限りです。

そんな中でも、なかなかコストが下がらないのが新興国株式の投資信託です。

先日、信託報酬0.34%(税抜)の「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の登場が明らかになりましたが、やっとETFとまともに勝負できそうな投資信託が登場したという印象を受けました。

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低コスト投資信託でも新興国株式のコストは高い

普段からETFの信託報酬(経費率)を見慣れていると、新興国株式の投資信託はどれもこれも信託報酬が高く感じられます。

論より証拠、新興国株式について、最近発売された「低コスト」を謳う投資信託とETFを並べてみましょう。

投資信託

銘柄 ベンチマーク 信託報酬
eMAXIS Slim新興国株式インデックス MSCIエマージングマーケット
インデックス
0.34%
たわらノーロード新興国株式 MSCIエマージングマーケット
インデックス
0.495%
iFree 新興国株式インデックス FTSE RAFI エマージングインデックス 0.34%

ETF

銘柄 ベンチマーク 信託報酬
(経費率)
上場インデックスファンド海外新興国株式 MSCIエマージングマーケット
インデックス
0.25%
iシェアーズ・コア
MSCI エマージング・マーケット ETF
MSCI エマージング・マーケットIMI 0.140%
バンガード・FTSE
エマージング・マーケッツETF
FTSEエマージング・マーケッツ
オールキャップ
0.140%

いかがでしょうか?

もし、下の表の数値に見慣れていたら、上の表の信託報酬の数値が高いと思うのも無理はないでしょう。

一生懸命頑張っているはずのたわらノーロードですら、やる気が感じられません(笑)。唯一勝負できそうなのは、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」だけですね。

「iFree 新興国株式インデックス」も頑張っていますが、こちらは単純に時価総額に連動するベンチマークを採用していないので、信託報酬以外の費用が膨らみそうで心配です。

これに対し、やはり海外勢のETFは強いですね。iSharesもバンガードも信託報酬を含めた経費率を0.140%に抑えこんでいます。

ちなみに、両者とも小型株を含むタイプのインデックスを採用したETFなので、大型株と中型株で構成されるMSCIエマージングマーケットインデックスを採用する投資信託勢とは、多少値動きが異なる点に注意です。

とは言うものの、小型株を含むか否かで運用経費が極端に変わるとも思えないので、海外ETF勢の強さが際立っていることに間違いはありません。

もっと頑張って欲しい新興国株式

現状の投資信託では、信託報酬込の経費で0.140%というETFには、まだまだ対抗することができません。

先進国株式の分野でETFに対抗できる投資信託を組成できたのだから、新興国株式の分野でもやってやれないことはないはず(?)、と筆者は信じています。

余談

新興国株式ETFとして紹介した「上場インデックスファンド海外新興国株式」は、株価指数先物取引で運用されています。

国内のETFは、そうでなくても先物系のETFばかりなので、今更何とも思いませんが、つくづく日本のETFはいびつだと感じさせられます。

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