債券の基礎知識 その2

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償還の優先順位による分類

  • 優先債(シニア債)
  • メザニン債
  • 劣後債

債券を償還の優先順位によって3段階で分けた時、その順位の上から順番に、優先債(シニア債)、メザニン債、劣後債と呼ぶ。リスクは、「優先債>メザニン債>劣後債」となり、利回りは、「劣後債>メザニン債>優先債」となる。

債券の形態による分類

  • 利付債
  • 割引債(ディスカウント債)
  • 転換社債型新株予約権付社債(転換社債)
  • 新株予約権付社債(ワラント債)
  • 他社株転換債(EB)
  • 仕組債
  • 物価連動債(インフレ連動債)

利付債は、利息を受け取ることのできる債券のことで、債券の大半はこれにあたる。

割引債(ディスカウント債)は、額面より低い価格で発行される、利息がゼロまたはゼロに近い債券のこと。償還時には、額面の価格が償還されるので、額面価格と発行時の価格の差額が利息となる。

転換社債型新株予約権付社債(転換社債、CB)は、事前に決められた転換価額で株式に転換できる社債のこと。投資家から見ると、転換価額よりも株価が上昇すれば、転換社債を株式に転換・売却して利益を得ることができる。逆に、転換価額より株価が低いままなら、転換せずに償還日まで待つことで、社債としての利息を受け取り続けることもできる。

新株予約権付社債(ワラント債)は、新株予約権を付した社債のことで、その社債を発行した会社の株式を決められた一定価格で買い取る権利が付いている。転換社債とは異なり、株式を購入する代金は別途用意する必要がある。

他社株転換債(EB)は、償還日までの株価変動によっては、満期日に金銭が支払われるのではなく、債券発行者とは異なる他者の株式が交付される可能性のある債券のこと。対象となる株価が一定額を下回ると、金銭の代わりに受け取った株式の時価が元本を割り込むおそれがある。

仕組債は、デリバディブ(金融派生商品)を組み込んだ債券のこと。その多くは仕組みが複雑で、理解するにはある程度金融商品関係の知識が要求される。他社株転換債も仕組債の一種。

物価連動債(インフレ連動債)は、元本がインフレーション率によって変動する債券こと。金利は固定で、償還額はインフレ率によって増減する。国債として発行されるものと、社債として発行されるものがある。

償還条件による分類

  • 早期償還条項付債券(コーラブル債)
  • ノンコーラブル債
  • 永久債

早期償還条項付債券(コーラブル債)は、仕組債の一種で、発行体の都合で償還期限よりも前に早期償還(期限前償還)される可能性のある債券こと。「期限前償還条項付債券」とも呼ばれる。期限前の繰上償還というリスクがある一方で、利率は高めに設定されている。

ノンコーラブル債は、いわゆる普通の債券のことで、早期償還されることなく償還期限に償還される。

永久債は、償還期限を持たない債券のこと。発行体が存続する限り、永久に利子が支払われる。と言っても、本当に永久的に償還されないというわけではなく、多くの永久債はたいてい早期償還条項の付いたコーラブル債となっている。

償還期間による分類

  • 短期債・・・償還期間が1年未満の債券。
  • 中期債・・・償還期間が1年以上5年程度の債券。
  • 長期債・・・償還期間が5年から10年程度の債券。
  • 超長期債・・・償還期間が10年を超える債券。

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