SBI証券から鳴り物入りで登場!SBIグローバル・ラップファンド

正に「鳴り物入り」という言葉が相応しいくらい、盛りに盛り上げてSBIから新しい投資信託が登場しました。その名も「SBIグローバル・ラップファンド(愛称:My-ラップ)」。交付目論見書の公開前から、大々的にキャンペーン情報を載せて、鳴り物入りと言わずして何と言ったら良いんでしょうか?まあ、それはそれとして、この投資信託は「ラップ口座のエッセンスを取り入れた」というのが売り文句のようですが、そもそもラップ口座とは何でしょうか?

ラップ口座とは、個人が証券会社や信託銀行と契約して、資金の運用から管理をお任せできるサービスのことです。運用における主な投資対象は、国内外の株式や債券、投資信託、REIT、コモディティなど多岐にわたります。要するに、投資のプロに任せて、自分の資金を株式や債券などで運用してもらうというのが、ラップ口座の特徴です。

My-ラップは、このラップ口座の手法を取り入れ、投資のプロが機動的に構築したポートフォリオで資産を運用してくれる、という趣旨の投資信託みたいです。

しかしですね、それって従来からあるアクテイブ運用のバランス型投資信託と何が違うの?という疑問が湧いてきます。実際問題、交付目論見書を眺めてみても、アクテイブ運用のバランス型投資信託と大した違いが見られません。結局のところ、My-ラップの運用方法は、国内外のETFで市況に応じたポートフォリオを構築して運用するという、その一言に尽きてしまいます。

一応、交付目論見書から、My-ラップの目新しそうな特色を書き出してみると・・・

  • 投資対象ファンドへの投資を通じて、世界各国の株式、債券、貸付債権(バンクローン)、ヘッジファンド、コモディティ、不動産投資信託証券(リート)等、さまざまな資産への分散投資を行うことで収益の獲得を目指します。
  • スマートベータ指数に連動するETFや、国内及び海外の中小型株式へ投資を行うことにより、追加的な収益の獲得を追求します。
  • モーニングスター・アセット・マネジメント株式会社からの助言により運用されます。

と、こんな感じになります。

好意的に見れば、「スマートベータという先進的な手法を取り入れ、中小型株式への投資にも気を遣った、ラップ口座に近い投資信託」と解釈できないこともないですが、いささか苦しいと言わざるを得ません。単にラップ口座という目新しいキーワードを取り入れ、既存のETFを組み合わせてそれっぽく見せかけている投資信託、と言った方がわかりやすいでしょう。

唯一の救いは、ノーロードなので買いやすいというところです。アクテイブ運用のバランス型投資信託では、購入手数料のかかるものが珍しくありません。My-ラップを、バランス型投資信託の1つとしてみれば、ノーロードという点も評価できるかもしれません。ただのバランス型投資信託として扱ってしまうと、せっかくのSBI証券の宣伝が無駄になりますが・・・

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