モーニングスターアワード ファンドオブザイヤー2014 – 国内株式編

話題として旬を過ぎ去ってしまってますが、モーニングスターアワード ファンドオブザイヤー2014について書きます。

国内株式型部門で受賞したのは、全部で5つのファンド。最優秀賞に選ばれたのは、スパークス・アセット・マネジメントの「スパークス・新・国際優良日本株ファンド『愛称:厳選投資』」。

なんだか強烈に個性的なファンドが最優秀賞に選ばれましたね。

厳選投資の特徴は、組み入れている株式の銘柄と銘柄数に表れている。

まず、構成銘柄数は、20銘柄程度に絞り込んであり、この思い切りの良さが気持ちいい。ただ、銘柄数が少ない故に、構成銘柄を一歩間違えると多大な損失を被ることにもなるので、こういった投資信託は注意が必要だと筆者は思う。

次に、構成銘柄の選定の仕方が独特。多数のアクティブファンドにありがちな、有名大型株を組み入れるのではなく、どちらかと言えばマイナーな銘柄が組み入れられている。組み入れ株式上位5銘柄は、ミスミグループ本社、キーエンス、日本電産、良品計画、三菱商事で、なかなか個性的な銘柄が揃っている。

なかでも、キーエンスといえば、国内有数のブラック企業優良企業。営業利益率は約50%と驚異的な数値を誇り、社員の平均年収は1000万円オーバー。さらに、株式としてはかなりの値がさ株で、もしキーエンスが日経225に組み込まれた場合は、ファーストリテイリングに次いで影響力の強い銘柄となるはず。

・・・と、話が横道にそれたが、肝心の厳選投資の運用成績の方はと言うと、トータルリターンは26.13%。TOPIX(配当込み)の騰落率が10.27%なので、相対的に優秀な運用成績と言える。

さて、残りの優秀賞に選ばれたファンドを見てみると、「なんでこいつが??」と思うようなファンドが入賞している。その名は、優良日本株ファンド『愛称:ちから株』

ちから株の上位構成銘柄は、非常に有名な大型株ばかりで、TOPIXに引きずられやすい値動きをする。当然、運用成績も大したことはなく、トータルリターンはTOPIXの騰落率を3.87%上回る程度にとどまる。

特徴の無いことが特徴のような面白みのないファンドで、運用成績も大して優秀ではない。それにも関わらず、なぜこのファンドが優秀賞に選ばれたのか?

このように、モーニングスターアワードのファンドオブザイヤーは、たまにアテにならないことがあるので、ファンドオブザイヤーをファンド選びの基準にするのは避けた方が良い。ファンドオブザイヤー以外の手段で、自身のファンドを選ぶ目を鍛えて行くべきだろう。

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