日経新聞が日経225連動型投信紹介記事で犯した2つの大失敗

SBI証券で、投資信託デビューした人たちの購入銘柄をまとめた2015年4月デビューファンドランキングが公開されていたので、そのランキングを紹介します。

1 グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型) SBIアセットマネジメント
2 日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) 大和住銀投信投資顧問
3 ニッセイ日経225インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
4 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 国際投信投資顧問
5 SBI資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6) 三井住友トラスト・アセットマネジメント
6 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(愛称:健次) 国際投信投資顧問
7 好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコース 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント
8 SBI 日本株3.7ブル SBIアセットマネジメント
9 世界経済インデックスファンド 三井住友トラスト・アセットマネジメント
10 ひふみプラス レオス・キャピタルワークス

やっぱりと言うべきか、案の定と言うべきか、上位2つに危険な香りのする投資信託がランクインしてますね(^^; もうすっかり見慣れてしまい、逆にこれらのファンドが上位に入っていないと、不安になるような気がします(笑)

そんな中で、3位にランクインしているのが、日経225連動型投資信託でお馴染みの「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。この投資信託に関連して、先日、日経新聞でこのような記事がありました。

日経平均連動型、「本家」上回る成績 配当金再投資、長期で効果(日本経済新聞)

ぉぃぉぃおいおい、この紹介の仕方はマズイだろと思ったのは、多分私だけではありません。多くのブロガーがこの記事に対して突っ込みを入れています。日経新聞は、この記事で2つの大きな失敗を犯しています。

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ナンセンスなランキング

まず、日経225連動型の投資信託について、リターンを基準にランク付けしていることがナンセンスです。なぜなら、日経225に連動している以上、リターンは本来同じにならないとおかしいのです。

もちろん、それぞれの投資信託ごとに運用の仕方は若干違ってくるので、リターンが多少上下してしまうのは仕方のないことで、ある意味自然なことです。しかし、それをランキングにしてしまうのは、非常に不自然と言わざるを得ません。

本来、優劣があってはならないインデックスファンドの運用成績を、ランキングにして優劣をつけてしまった事自体が、この記事の大きな失敗です。ランキングがあれば、記事としては一見おもしろく見えますが、全く無意味なランキングを作ってドヤ顔で紹介されてしまうと、日経新聞の知性のレベルを疑いたくなります。

書かなければよかった信託報酬

この記事のもう1つの失敗は、ランクインしている投資信託の信託報酬を記述してしまっているところです。どいつもこいつも信託報酬が高すぎです。

現在、日経225連動型の投資信託(ETFを除く)で、信託報酬が最安なのはニッセイ日経225インデックスファンドで、その額は年率0.27%(税込)です。一方、日経新聞の記事のランキングに紹介されている投資信託の信託報酬は、年率0.6%~0.7%で、ニッセイ日経225インデックスファンドと比べると2倍以上の差があります。

実は、ランキングに登場している日経225連動型投資信託はどれも運用年数が長く、現在のようにコスト競争が激しくない時代に生まれている投資信託がほとんどです。なので、信託報酬の高さに突っ込みを入れるのは、ちょっと可哀想なところがあります。

しかし、ランキングの横に信託報酬まで書いてあったら、誰だって突っ込みたくなります(笑)。信託報酬まで書かなければよかったのに・・・

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