地味な名前の隠れ優秀ファンド

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小型株の投資信託漁る

NISAでJPX日経400ETFに継続投資しているのですが、これだけにしてしまうと、国内株式の投資先がどうしても大型株ばかりに偏ってしまいます。これじゃ面白くないということで、最近小型株のファンドを漁り始めました。ETFと投資信託の両方で探しているのですが、ETFの方はどうも頼りないです。そこで、投資信託を中心に漁ってみたところ、非常に地味な名前の投資信託が出てきました。

その名も三井住友アセットマネジメントの「中小型株ファンド」。

いやはや、実に素っ気ない名前ですね((´∀`))ケラケラ

昨今の投資信託の商品名と比べると、あまりにも地味で何の飾り気もありません。というか、「中小型株ファンド」と言ってしまうと、ファンド固有の名称ではなく、一般的な投資信託の分類名称かと思ってしまいます。とは言うものの、このファンドが筆者にとってなかなか好印象だったので、紹介してみたいと思います。

中小型株ファンドの概要

中小型株ファンドは、その名の通り、国内市場の中小型株に投資するファンドです。基本的にボトムアップ方式で銘柄を選定し、企業価値に対して割安と判断される銘柄に投資しています。

このファンドの面白い点は、割安銘柄が減少した場合は、株式の組み入れ比率を低下させることがあるということです。つまり、「割安な銘柄が減ったら、株式に投資するのをやめるよ!」と明言しているのです。目論見書には、最大で信託財産50%を株式以外の資産に投資することがあると書いてあります。「そこまでするかよ!」と一瞬思いましたが、これは「投資方針は崩さない」というファンドの強い姿勢の現れととらえることもできます。

月次レポートには、ファンドマネージャーからのコラム的なコメントが掲載されています。この内容もなかなか面白く、ファンドマネージャーに対する親近感が湧いてきます。日本の投資信託では、ファンドマネージャーの詳細が明かされることはほとんどないため、ファンドマネージャーとの距離感は遠くなりがちです。なので、こういったコメントを残してくれるファンドマネージャーというだけでも好印象です。

ちなみにコスト面については、信託報酬が年率1.5%(税抜)、購入手数料が最大3.0%(税抜)で、証券会社によってはノーロードで買えます。

純資産と運用成績

中小型株ファンドの純資産は13億円程度で、なんとなく存在感は薄いです。しかし、運用成績はムチャクチャ優秀です。モーニングスターによると、過去3・5・10年のレーティングはすべて★★★★★で、小型株に投資する投資信託としては、トップクラスの運用成績です。TOPIXのパフォーマンスと比較しても、その差は一目瞭然です。下のグラフは、直近5年間のTOPIXおよび中小型株ファンドの基準価額の変動率をグラフ化したものです。TOPIXと比べるのはちょっとせこい気もしますが、中小型株ファンドはベンチマークが設定されていないので、参考までにTOPIXと比較してみました。

中小型株ファンド対TOPIX比較グラフ

これだけ優秀な運用成績を上げていながら、純資産がそれほど多くないとなると、投資先としてはかなり好都合です。一般的に、投資信託は、純資産の少ないものは避けましょうと言われます。ただ、小型株に投資するものについては、一概にそうとも言えません。小型株は、マーケットが小さいので、あまりファンドの方が大きくなりすぎると、組み入れる株の方が少なくなってしまい、運用に支障が出ることもあるみたいです。

典型的な例が、総合レーティング★★★★★から、あっという間に★★に陥落した「JPM ザ・ジャパン」です。このファンドは、アベノミクス相場が始まる初期の頃に急激な人気を博し、当初限度額の1000億円に到達して募集を一時中止しました。その後、限度額を2000億円に引き上げて募集を再開しましたが、その頃から運用成績が振るわなくなっています。直近1年では、ベンチマークのTOPIX(配当込み)を30%ポイント近く下回る、散々たる運用成績に終わっています。つまり、運用資産が膨らみすぎたことによって、小回りが利かなくなってしまうこともあるということです。

そういう意味では、小型株の投資信託は地味な方が良いのではないかと筆者は思います。三井住友アセットマネジメントの中小型株ファンドも、今まで通り地味でいいと思います。じゃあ、紹介するなよって話なんですが、どうせこのサイトの影響力はそんなにないので、大した問題にはならないでしょう(笑)

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